こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。
日焼け止め選びは、敏感肌さんにとって大切であり、かつアイテム選びに慎重になる、ちょっと悩ましいものですよね。
日焼け止めを使うと肌が荒れてしまう、日焼け止めを使うと肌の乾燥が激しくてつらい、できるだけお肌にやさしい日焼け止めを使いたいけど何を基準に選べばいいか分からない。
そんなお悩みはありませんか?
紫外線対策を制す者は美肌を制すといっても過言ではありません。
この記事では、日焼け止め・UVケア用品を選ぶ際にかならず出会う用語をおさらいしつつ、敏感肌さんにおすすめの日焼け止めをご紹介します。
もくじ
SPFとPAとは?簡単におさらいしておきましょう
日焼け止めアイテムを選ぶとき、必ず目にするであろう数値がSPFとPAです。
このふたつの数値については、日焼け止めのパッケージにもよく解説が載っていますし、すでにちゃんと知ってるよ!という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、簡単にSPFとPAの数値が何をあらわしているのか、おさらいしておきましょう。
SPFは紫外線B波を、PAは紫外線A波をどれだけ防ぐことができるか、ということを表しています。
数値が高ければ高いほど、日焼けするまでの時間を遅らせることができる目安になります。
とはいえ、それならとにかく数値が高いものを選べばいいのね!と考えてしまうのはちょっと待ってください。
SPFとPAの数値は高ければ高いほど、配合される紫外線反射剤や紫外線吸収剤の量が多くなります。
紫外線反射剤や紫外線吸収剤の量が多くなるということは、被膜感が強くなったり、伸びの悪さが気になったりしやすいのが気になるポイントです。
また、そういった使用感を改良するために配合されるさまざまな成分が、間接的・複合的にお肌への負担に繋がってしまうことも考えられます。
SPF1=20分間の紫外線による皮膚の反応を遅らせることができる数値とされているので、例えばSPF20であれば400分、SPF30なら600分日焼けを防げるというわけです。
通勤やお買い物、ちょっとした外遊びなどの日常紫外線であればSPF20~30、PA+または++で充分といえます。
SPFとPAの数値だけを頼りに日焼け止めを選ぶことは、必要以上にお肌を傷めてしまうことに繋がることも・・・。
どんな状況や生活サイクルで使用するかを考えて、適正な数値のUVケアアイテムを選びましょう。
とはいえ、SPFやPAの数値は、1㎠当たり2㎎の日焼け止めを塗った状態で検査を行った場合のずつ皮膚に塗ったときの値として計算されているものです。
1㎠当たり2㎎の日焼け止めは、実際に肌に使用するとかなりの量です。通常、肌に塗られた状態では、この量よりも薄く塗られていると考えてよいです。
つまり、記載されている数値の効果を十分に発揮されている場合は ほぼないと言っても過言ではありません。
そのため、こまめな塗り直しや日傘や帽子などの併用が、紫外線ガードの重要な役割を果たしていると言えます。
また、ウォータープルーフなどの落ちにくさがウリの日焼け止めは、「持ち」がよいので長時間お日さまの下で遊ぶ日には頼もしい存在です。
その一方で、専用クレンジングが必要だったり、肌への負担が大きくなったりしがちでもあります。
日常的に使うよりは、レジャーのときや特に日差しが強いときだけ使うなど、かしこく使い分けるのが美肌への近道です。
SPF値、PA値は数値が上がるほど紫外線からガードしてくれる一方でお肌への負担もUP。
生活シーンに合わせた上手な使い分けを!
ノンケミとは?日焼け止め独自の表現に注意
日焼け止めの口コミや、日焼け止めの選び方を探していると必ずぶつかる「ノンケミ」という言葉。
これもすでに広く知られてきていますが、簡単におさらいしておきましょう。
「ノンケミ」とは「ノンケミカル」の略で、文字通り訳せば、non chemical=化学物質不使用ということになります。
ただし、日焼け止めにおける「ノンケミ」は、すべての化学物質が使われていないという意味ではなく、ほとんどの場合「紫外線吸収剤 不使用」であることを指しています。
日焼け止めアイテムに配合される、紫外線をカットする成分には、大きく分けて2つのタイプがあります。
- 紫外線吸収剤
- 紫外線反射剤(紫外線散乱剤)
紫外線吸収剤とひとことで言っても、さまざまな成分がありますが、今現在市販の日焼け止めによく使われているのは、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾン-3、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどです。
紫外線吸収剤は、紫外線を熱や赤外線に変換して放出したり、吸収剤の分子構造を紫外線によって変化させるために消費することで、紫外線の影響が肌に及ばないようにして、紫外線をカットする仕組みになっています。
紫外線をカットする能力が高く、白浮きの心配がないうえに伸びもよく、非常に使い勝手がいいのですが、皮膚の上で化学変化を起こすことで紫外線をカットするため、その化学反応が皮膚への刺激となってしまうことが、敏感肌さんにとっては不安材料です。
(厚生労働省では、防腐剤やタール色素とともに、紫外線吸収剤の配合量の制限を定めています→詳しくはこちら
紫外線吸収剤の肌への負担が懸念され、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを探す人が増えたころから、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを「ノンケミ」と呼ばれるようになりました。
ノンケミカルの日焼け止めは、紫外線反射剤で紫外線をカットする仕組みになっています。紫外線反射剤は紫外線散乱剤、紫外線撹乱剤と呼ばれることもあります。
成分名では、酸化チタン、酸化亜鉛などがこの紫外線反射剤にあたります。
紫外線反射剤は、名前のとおり肌の上で鏡のように物理的に紫外線を反射させて跳ね返すことで紫外線から肌を守ります。
酸化チタンや酸化亜鉛などは、ファンデーションの色を作るために顔料として使われるものでもあり、紫外線吸収剤に比べて肌への負担が小さい点が優秀なのですが、「白浮きしやすい」のが欠点です。
日焼け止めを塗ると肌がまっ白になってしまうイメージは、この紫外線反射剤の白浮きしやすさからきています。
最近は各メーカーの様々な工夫や技術で、紫外線反射剤を使用していても白くなりにくい日焼け止めが開発されていますので、昔ほど日焼け止めでまっしろになってしまうことはなくなったものの、紫外線吸収剤使用の日焼け止めと比べるとどうしても白くなりやすいのが難点です。
肌への負担の軽さを重視すれば、敏感肌さんはノンケミの日焼け止めを選ぶのがベター。
ただし、ノンケミ=紫外線吸収剤が使われていない、という意味です。
すべての化学物質不使用ではないので、石油由来成分を断ちたい自然派さんやオーガニック派さんはその他の成分もよく見て選ぶこと。
ノンナノとは?日焼け止め探しでよく見る言葉の意味
日焼け止めの口コミなどでよく見られる「ノンナノ」という言葉は何を指しているのでしょうか?
「ノンナノ」とは、「ナノ化していない」という意味ですが、ここでいう「ナノ」は化粧品原料の粒子の大きさ(むしろ小ささ)をのことです。
ナノとはそもそも「10億分の1」という意味で、1ナノメートルは10億分の1メートル、つまり、100万分の1ミリメートルになります。
ナノ化技術の発達によって、化粧品業界では、これまで皮膚に浸透させられない大きさだった栄養素を浸透させられるようになったと言われています。
さて、日焼け止めでいう「ナノ化」は、紫外線反射剤である酸化チタンなどの成分の粒子をナノレベルまで細かくしていることをあらわしています。
紫外線反射剤は肌に優しい紫外線カット成分である一方で、白浮きしやすいことが欠点でした。
原料そのものが白い色をしているということもありますが、肌に塗った紫外線反射剤が可視光線を反射して白く見えてしまうのです。
そこで、ナノ化によって粒子が細かくなった紫外線反射剤を使われるようになりました。
それによって、粒子が大きい場合よりも可視光線を反射しにくくなり、目で認識できる白浮きが軽減されて透明感が増し、使用感が大きく改善されました。
その一方で、小さすぎる粒子の日焼け止め成分が肌に入り込んで悪い影響があるのではないか、という懸念もあります。
日本化粧品工業連合会では、 ナノサイズ酸化チタンは角質層の深部までは届かず安全としていますが、ナノ化技術はまだ新しく、長期間使用した際のデータは出ていないのが現状です。
世界の多くのオーガニック認証団体では、ナノ化した原料の使用を禁止しています。
その理由は、「ナノ化技術のリスクがまだ未知数であること」です。
最新の技術で使用感や見た目は格段に進歩しましたが、30年、40年と経ったあとの身体にどのような影響があるか、まだ分かっていません。
そのため、より肌に優しい日焼け止めを求めている人の間では「ノンケミ・ノンナノ」であることが重視されています。
ナノ化による恩恵とナノ化の未知のリスクの両方を知った上で、肌質や使用目的に合った日焼け止めを選ぶことが消費者として大切です。
紫外線吸収剤がナノ化されたことで、白浮きが少なくなり、使い勝手が格段に改善されました。
が、その一方で、ナノ化された成分が肌に悪影響を与えるのではないかという懸念も。(まだ比較的新しい技術のため、長年使い続けた場合のリスクについては未知数なのです)利点とリスクを知った上で、自分が納得できるものを選びましょう。
紫外線散乱剤のコーティングって何?
紫外線反射剤として配合される成分には、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛などの天然鉱物があります。
これらの鉱物の粒子が、肌の上で鏡のように紫外線を反射させることによって、肌内部に紫外線が入るのを防いでくれます。
そんな頼りになる紫外線反射剤ですが、一方で、紫外線が当たることで活性酸素が発生する、金属アレルギーの場合使用できないなどの弱点がありました。
活性酸素は老化・サビのもとですから、紫外線から皮膚を守るためとはいえ、直接肌に触れさせたくない存在です。
そこで、必要なのが紫外線反射剤のコーティングです。
コーティングの原料として使われるのは、石油由来系では主に合成ポリマーやシリコン、ナチュラル系では水酸化アルミニウム、ステアリン酸などの脂肪酸コーティング、アミノ酸由来コーティングなどが主流になっています。
合成ポリマーやシリコンによるコーティングは、酸化チタンなどを直接肌に触れないようにするだけでなく、さらっとした伸びのよさや落ちにくさなど、使い勝手の向上にも一役かっています。
ナチュラル系・オーガニック系では、水酸化アルミニウム(アルミナ)、アミノ酸由来コーティング、脂肪酸コーティングなどが使用されており、シリコンの被膜感が苦手な人やより肌への負担を軽減したい人から高い支持を得ています。
紫外線反射剤は、肌に直接触れないよう、コーティングされているものを選びましょう。
コーティング原料にもさまざまな種類があるので、肌質や、スキンケアアイテムに対する考え方によって、自分に合うものを選ぶこと。
敏感肌さんにおすすめのノンケミ・ノンナノ日焼け止め
普段使いならSPFやPAがそんなに高数値でなくてもよくて、でもノンケミでノンナノがよくて、コーティングもきちんとしてあるのがよくて・・・。
ここまで分かっても、次は「じゃあそれに当てはまる日焼け止めはどれなの!?」「成分見たってよくわかんない!」というのが大きな問題です。
世の中には数えきれないほどの日焼け止めが販売されていますので、すべてを試すことはできませんが、伊藤羊子の知っている範囲で、ほどよいSPF/PA数値、ノンケミ、ノンナノ、コーティング済みという諸条件を満たしていて、これなら敏感肌さんにもオススメできる!という日焼け止めを厳選してみました。
エントリーしたのは、こちらの6種類。左から順番に、
- HANAオーガニック ウェアルーUV
- 琉白 シークワーサー ブライトニングUVヴェール
- テラクオーレ UVプロテクトビューティーエッセンス
- ブルークレール UVラグジュアリーデイクリーム
- ママバター UVケアクリーム
- ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト
となっています。
ノンケミ、ノンナノ、コーティング済、と選択肢を狭めていくと、どうしてもオーガニック寄りになりますね・・・。
というのも、多くの日焼け止めは使い勝手や白浮き軽減のためにナノ化しているんです。
ナノ化の是非については、上にも書いた通り、その恩恵と未知の部分のリスクがありますので、それを踏まえたうえで、個人的には使うのもアリだと考えてはいますが、ここでは「ノンケミノンナノ安心お肌に優しい日焼け止めってどれなのーーー!!」という声にお答えすべく、敢えて絞り込んでいます。
色味の比較です。HANAオーガニックだけ2色あります。
肌色補正のできるものから、白いものまで。
琉白だけリキッドっぽい質感ですね。
HANAオーガニックは乳液っぽくて、あとはクリーム的な感じ。
伸びの比較もしたかったのですが、そもそも出す分量が均一でないうえに、紙の上では大差なかったという企画倒れ・・・。涙
でも、上の画像より色味が分かりやすいよね・・・。
HANAオーガニックの2色は、左が先に発売されたピンクベージュ、右が新たに発売されたイエローベージュです。
それでは、6つを使ってみて選んだ独断ランキング、いってみましょう!
伊藤羊子が選ぶ、普段使いにおすすめの顔用日焼け止めランキング
顔用には、こちらの3つが使いやすいです!左から1位~3位!
HANAオーガニック ウェアルーUV
- SPF30 PA++
- アミノ酸・ステアリン酸コーティング
ピンクベージュとイエローベージュの2色があり、肌色をきれいに見せてくれるので、ナチュラルメイクでOKならこれだけで充分。
化粧下地としても優秀。同シリーズのパウダーもあり。
使い勝手、成分の面ではイチオシ。
HANAオーガニック ウェアルーUVの全成分はこちら
ダマスクバラ花水、スクワラン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、酸化チタン、プロパンジオール、ラウリン酸ポリグリセリル−10、ミリスチン 酸ポリグリセリル−10、ベヘニルアルコール、グリセリン 、ミリスチン酸オクチルドデシル(カプリル酸/カプリン酸)、ヤシアルキル、水 、酸化亜鉛、レウコノストック/ダイコン根発酵液、ポリヒドロキシステアリン酸、ホホバエステル、ツバキ油、コメ胚芽油、ノバラエキス、加水分解オクラ種 子エキス、シャクヤク根エキス、加水分解ハトムギ種子、キュウリ果実エキス、ビターオレンジ花油、ラベンダー油、ニオイテンジクアオイ油、オニサルビア 油、イランイラン花油、ビターオレンジ葉/枝油、ローズマリーエキス、サリックスニグラ樹皮エキス、オクチルドデカノール、ステアリン酸、キサンタンガ ム、デキストリン、アルミナ、エタノール、BG、マイカ、シリカ、酸化鉄、ラウロイルリシン、ステアロイルグルタミン酸2Na、水酸化Al
ブルークレール UVラグジュアリーデイクリーム
- SPF PA
- 水酸化Al、アルミナコーティング
ノンケミノンナノ日焼け止めで、某口コミサイトでも常に高評価なのがブルークレールのUVラグジュアリーデイクリーム。
伸ばしやすく、付けていて重たさを感じない。色が付かず、化粧下地としても優秀。
ブルークレール UVラグジュアリーデイクリームの全成分はこちら
水、ホホバ油、酸化チタン、酸化亜鉛、リン酸アスコルビルMg、エタノール、ステアリン酸、シア脂、レシチン、水酸化Al、ヒトオリゴペプチド‐1 、水溶性コラーゲン、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、ダイズエキス、ソウハクヒエキス、褐藻エキス、水溶性エラスチン、ヒアルロン酸Na、カミツレ花エキス、スイカズラエキス、ダマスクバラ花油、オレンジ花油、ローズマリー葉エキス、トコフェロール、酸化鉄、アルミナ、シリカ
琉白 シークワーサー ブライトニングUVヴェール
- SPF50 PA++++
- コーティング不要の多孔質酸化亜鉛を使用
6種類の中で最もSPF/PA数値が高い琉白。
正直ここまでの数値は普段使いにはいらないのでは、と思いますが、薄く塗りたい人や紫外線アレルギーの人にはおすすめしてもいいかな、と。
ややカラーコントロール効果あり、ただし本来の肌色によっては色味が合わないこともあるかも?
リキッドっぽくて伸ばしやすく、使いやすい。
琉白 シークワーサー ブライトニングUVヴェールの全成分はこちら
ミリスチン酸メチルヘプチル、酸化亜鉛、シイクワシャー果実水、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、ポリヒドロキシステアリン酸、エリスリトー ル、炭酸Ca、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、パルミチン酸デキストリン、エーデルワイス花/葉エキス、チャ葉エキス、マテチャ葉エキス、シークワシャー果皮エキス、ムラサキ根エキス、ユキノシタエキス、カンゾウ根エキス、ヨーロッパキイチゴ種子油、トウキンセンカ花エキス、ヤエヤマアオキ果汁、アスコルビルグルコシド、ゼニアオイ花エキス、ツバキ油、ヒマワリ種子油、グリセリン、BG,ラウロイルリシン、水、レブリン酸Na、アニ ス酸Na、マルトデキストリン、トコフェロール,オレンジ油、バクホウシアシトリオドラ葉油、ビターオレンジ花油、ジラウロイルグルタミン酸リシン Na、マイカ、酸化チタン、タルク、塩化Mg、水酸化Al、酸化鉄
顔用は特に、付けているときの「重さ、被膜感のなさ」と、「白浮きしない美しさ」が大切だと考えています。
HANAオーガニックのウェアルーUVは美容液成分たっぷりで、付けているのを忘れられるくらいの軽い付け心地で、UVカットしながらお肌を整えてくれるのも魅力。
カバー力は高くないですが、コンシーラーと併用すれば、ナチュラル素肌を演出できます。
伊藤羊子が選ぶ、普段使いにおすすめのカラダ用日焼け止めランキング
カラダ用ならこの3つが使いやすいです!左から1位~3位!
ママバター UVケアクリーム
- SPF25 PA++
- コーティング剤確認中(成分から想像するに、水酸化Alコーティング?)
ママバターのUVケアクリームは、伸びのよさとコスパが素晴らしい日焼け止めです。
写真のは無香料タイプですが、虫が嫌う香り付きのものもあり、外遊びや庭仕事するときにはそちらが一石二鳥で便利。
ママバターUVケアクリーム(無香料)の全成分はこちら
水、DPG、酸化チタン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソステアリン酸エチル、シア脂、ジカプリン酸PG、 グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、ペンチレングリコール、イソステアリン酸PEG-20、水酸化AI、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、酸化亜鉛、 ステアロイルグルタミン酸2Na、ベヘニルアルコール、オクテニルコハク酸デンプンAI、 (アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、 t-プタノール、ステアレス-2、ヤシ脂肪酸スクロース、イソステアリルグリセリル、トコフェロール、水酸化Ca、 フェノキシエタノール
ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト
- SPF33 PA++
- ステアリン酸・アルミナコーティング
オーガニックコスメブランド、ヴェレダが日本限定商品として2015年から販売している日焼け止めです。
問い合わせたところ、紫外線反射剤として配合している酸化チタンはナノ化したものだそうですが、コーティングなどの過程でサイズが大きくなるため、経皮吸収の心配はありません、との回答をいただきました。
ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクトの全成分はこちら
水、グリセリン、オリーブ油、酸化チタン、スクワラン、エタノール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、アルミナ、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、シリカ、 エーデルワイスエキス、アロエベラ液汁、サンシキスミレエキス、香料、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、アラビアゴム、キサンタンガム、パルミチン酸デ キストリン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、酸化鉄
テラクオーレ UVプロテクトビューティーエッセンス
- SPF37 PA+++
- アルミナコーティング
SoCertのオーガニック認証を取得したお肌に優しい日焼け止めです。
美容液成分たっぷりで使い心地は軽いのですが、伸ばすときにカスのようなものが出るという口コミも。
一度にたくさん付けて伸ばさず、少量ずつ丁寧に伸ばしてハンドプレスすることでカスや白浮きは回避できます。
テラクオーレ UVプロテクトビューティーエッセンスの全成分はこちら
ダマスクバラ花水、水、アーモンド油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、酸化チタン、グリセリン、シア脂、セテアリルアルコール、クエン 酸ステアリン酸グリセリル、ポリヒドロキシステアリン酸、ジカプリリルエーテル、アルガニアスピノサ核油、トウキンセンカ花エキス、ハマメリス葉エキ ス、セルロースガム、アルミナ、ステアリン酸、トコフェロール、カプリル酸グリセリル、アニス酸Na、レブリン酸Na、ソルビン酸K、安息香酸Na、ヒマ ワリ種子油、キサンタンガム、クマツヅラ油、クエン酸、フィチン酸Na
3つとも「顔・からだ用」となっているので、全身に使ってもOKですが、個人的には顔用とカラダ用は分ける派です。
カラダ用ランキングは広い面積に使うからコスパ大切!と、顔用よりも多少白くなってもいいよね、という考えが含まれています。
伊藤羊子がこの夏使う日焼け止めはこれ!
以上を踏まえて、伊藤羊子自身がこの夏の定番に選んだ日焼け止めはこちらです。
顔用にHANAオーガニック ウェアルーUV、ちょっとしたお出かけのボディ用にヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト、長時間の外出用にロベクチンUVディフェンス、と3つを使い分けます。
HANAオーガニックのウェアルーUVとヴェレダのエーデルワイスUVプロテクトについては、上のランキングで触れていますのでそちらをご覧ください。HANAオーガニックのウェアルーUVはもともと普段メイク用に愛用しているアイテムなので、詳しい使用感などはこちらをどうぞ!
長時間外出用に選んだロベクチンUVディフェンスは、まだ日本で発売されたばかりの製品です。
こちらを上のランキングに入れなかったのは、ロベクチンUVディフェンスにはナノ化原料が使われているため、敢えて外したからです。
その他の成分も比較的ナチュラル寄りではないのですが、あの「がん治療中の肌トラブルのために作られた保湿クリーム ロベクチン」から発売された超敏感肌向けのアイテムです。
- SPF50+、PA++++
- 最近話題のロングUVA(普通のUVAよりも波長が長く、肌の奥深くに届いて老化の原因になるといわれている)対応
- 紫外線散乱剤はシリカ・ステアリン酸コーティング
- ウォータープルーフでありながら石けんで落とせる
という高機能ぶりなので、ちょっと外にいる時間が長い日や、レジャーのときにはこれ!と決めました。
白い乳液状の中身です。使うときはよく振ってから。
伸ばしはじめは白っぽくなりますが・・・
なじませるとこの通り。ほとんど分からないくらいになります。
ロベクチン日焼け止めの全成分はこちら
シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、水、シクロヘキサシロキサン、BG、(カプリル/カプリン酸)ヤシアルキル、PEG-10ジメチコン、ラウリン酸ヘキシル、炭酸ジカプリリル、酸化チタン、ジメチコン、シリカ、アロエベラ葉水、ミツロウ、パンテノール、スベリヒユエキス、ツボクサエキス、水酸化Al、酢酸トコフェロール、カプリル酸グリセリル、ハイドロゲンジメチコン、EDTA-2NA、トリエトキシカプリリルシラン、ジメチルシリル化シリカ、塩化Na、ステアリン酸、フェノキシエタノール、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
塗っていても重たさがないこと、ウォータープルーフで汗にも強いこと(それでも状況に応じて塗り直しは必要!)、石けんで落とせることなど、ナノ化の部分にこだわらない人にはこれいいよ!って言いたい日焼け止めです。
伊藤羊子はボディ用として考えていますが、もちろん顔にも使える全身用です。
生後6か月以上から使えるので、家族みんなで使えるところもいいですね♪
敏感肌さんにもオススメしたい、お肌に優しい日焼け止めまとめ
以上、日焼け止めに関する用語解説と、お肌に優しい日焼け止め紹介でした。
こちらで取り上げた日焼け止め以外にも、たくさんの優秀な日焼け止めアイテムはあります。
基本的には、紫外線吸収剤不使用のいわゆる「ノンケミ」の日焼け止めが敏感肌さんにはおすすめですが、長時間強い日差しを浴びる予定の海や山でのレジャーには紫外線吸収剤配合の日焼け止めの方が頼もしい場合もあります。
(敏感肌向けに作られている紫外線吸収剤配合で高SPF・ウォータープルーフの日焼け止めなら、皮膚科でも扱われているラ ロッシュ ポゼがおすすめです)
どんなときに使うか、何にこだわって選びたいか、実際に肌に合うかどうかに合わせて日焼け止めを賢く使い分けることが肝心です。
お肌になるべく負担をかけず、しっかり紫外線から肌を守りましょう!
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