こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。
敏感肌で、なかなかこれは!という化粧品に出会えない。
それで刺激がないいつもの化粧品を何となく使い続けているけれど、ほんとはもうちょっと効果が期待できそうなコスメを使ってみたい…。
そう思って、新しい化粧品にトライしてみることもありますよね。
とはいえ、これまで使ったことがないスキンケアアイテムを試してみるのは、敏感肌の人にとってはちょっとした冒険です。
もし合わなくて刺激があったらガッカリですし、それだけならまだしも新しい化粧品が合わなくて肌荒れしてしまう可能性だってゼロではありません。
だけど、敏感肌だっていろいろなコスメを試してみたい!
もっと自分に合うスキンケア化粧品があるかもしれない!と思うのがオトメゴコロというものです。
(伊藤羊子はもう40代ですが、やっぱりそういう部分ってオトメゴコロだと思うのです(*’ω’*))
せっかく新しい化粧品を試すなら、きちんと効果を実感したいですし、なるべく肌荒れのリスクは減らしたいですよね。
そこで今日は、敏感肌さんが新しいコスメを試すときに重要な3つのポイントをお伝えします。
もくじ
1)トライアルセットやサンプルで肌との相性を試す
お肌がきれいな友達に紹介されたり、雑誌で特集されていたり、口コミサイトで評判が良かった化粧品であっても、自分のお肌に合うかどうかは実際に使ってみないと分かりません。
敏感肌さんにとって、いきなり現品買いをするのはとっても危険!
評判につられてついつい買ってみたのはいいものの、結局ほとんど使わずに捨ててしまった化粧品、これまでにもきっと、いくつもありますよね?
敏感肌さんが新しい化粧品を使ってみたいな、と思ったら、まずそのコスメにトライアルセットがあるか、または数日ぶんのサンプルがもらえるかどうかをチェックしてください。
トライアルセットはどのブランドもラインで試せて1000円前後から、高いものでも3000円くらいと金額を抑えた設定になっています。
もし万が一肌に合わなかったとしても、いきなりラインで買ってしまって後悔するよりはずっと被害(?)は小さくてすみます。
また最近は、トライアルセットはない場合でも、実際に使ってみて肌に合わなかった場合返品することができる「返金保証」の付いているものもあります。
そういった化粧品はそれなりに「商品に自信」があるのだろうと考えることができますし、もしダメでも返品出来るならば安心です。
せっかく購入したのに使えなかった・・・というときのガッカリ感はとても悲しいですし、開封したばかりのコスメを捨てるのも忍びないものです。
少し厳しい基準かもしれませんが、トライアルセットもサンプルも返金保証もない場合は、思い切って「使うのを諦める」くらいの気持ちでいましょう。
2)おためしする時期は生理後&肌状態が安定しているとき!
あのコスメ良さそう♪と思い立ったらすぐに使ってみたい!と思う気持ちはよーーーく分かりますが、ちょっとだけ待ってください!
今は生理前のお肌が不安定なときではありませんか?
生理前や生理中はホルモンバランスによって普段よりお肌が特に敏感になる時期です。
お肌の荒れやすい時期に新しい化粧品を使うと、肌荒れや刺激を感じてしまうリスクが高まってしまいます。
いちばん肌荒れしやすい時期だからこそ、そういう時期に使っても差し支えないかどうかを試す、という考え方もありますが、敏感肌さんにはあまりオススメできません。
敏感肌さんが一度肌のバランスを崩してしまうと元に戻すのが大変だからです。
今すぐ試したい気持ちをグッと我慢して、肌の状態が安定する生理後まで待ちましょう。
そのほか
- 寝不足や体調不良のとき
- 季節の変わり目などで肌状態が不安定なとき
- 肌荒れが酷いとき
も新たな化粧品を試すのは避けたほうが無難です。
もちろん現在使っている化粧品がピリピリするようになった、これまでなんともなかったのに刺激を感じるようになってきた、という場合は、よりお肌に優しい低刺激のアイテムに変えるというのはアリですよ。
3)いきなり全部試さず、1アイテムずつ試す
トライアルセットを購入すると、たいていの場合、いくつかのアイテムがセットになっています。
全部試してみたい!ラインで使ってみた印象を知りたい!という気持ちを一旦ちょっと抑えて、まずは1アイテムから試してみましょう。
一般的に、油分の多いアイテムから使うほうが刺激を感じにくいと言われています。
つまり、化粧水からでなく、クリームや乳液などからお試しするのがベターです。
一度に全アイテムを使ってしまうと、ライン使いの効果が分かるという意味ではいいのですが、万が一お肌に合わなかった場合に「どのアイテムのどの成分が合わなかったのか」が特定しにくくなってしまいます。
いつもの化粧品と併用でまず新たな1アイテム(クリームか乳液)を使ってみて、まる1日以上経っても大丈夫そうだったら次のアイテムを試す、というように、分析しながら試しましょう。
もちろん、腕や首などで試してみる「パッチテスト」もお忘れなく!
敏感肌の人が新しい化粧品を使ってみるときに気をつけるべきことまとめ
敏感肌さんが新しい化粧品を試してみるとき、不安に感じるのは「肌に合うかどうか」「これを使って肌荒れしないか」ということです。
化粧品は美しくなるために使うものなのに、化粧品を使って肌の状態が悪くなった!というのは本当に悲しいですよね。
とはいえ、どんなによい化粧品であっても、すべての人の肌に合うとは限りません。
こればかりは実際に使って試してみるしかないのです。
できるだけ安心して新しいコスメを試すために、気を付けたいポイントは以下の3つです。
- トライアルセットやサンプルのあるものを使う
- おためしする時期を慎重に選ぶ
- いきなり全部試さず、1アイテムずつ試す
これらのポイントをおさえるだけで、肌に合わなかった場合の被害を最小限にとどめることができます。
ちょっと面倒かもしれませんが、肌がデリケートな敏感肌さんにとっては大切なことです。
次に新しく使ってみたいコスメができたときは、ぜひ思い出してくださいね。
何をしても良くならない肌荒れには「何にもしない」勇気も必要なんです
さて、ここまで新しいコスメをためしてみるときのポイントをまとめてきましたが、時には「なんにもしない」ことが肌の回復を助けてくれることもあります。
女性にとって、お肌の調子はその日の気分も左右されてしまうくらい大切なことですよね。
お肌の調子が悪いとそれだけで気持ちが沈んでしまったり、メイクがうまく乗らなくてイライラしたり。
逆にお肌の調子がいいときはそれだけですごく前向きな気持ちになれたりします。
毎日のちょっとした肌の変化でもこんなに心や暮らしに影響があるのに、本格的な「肌荒れ」になってしまうと一大事。
なんとか早く回復させなきゃ!と、普段以上に念入りにお手入れをしてみたり、シートパックをしてみたり、新しい美容液を投入してみたりしたことはありませんか?
この「何とか早くしなきゃ!」のスキンケアは実は諸刃の剣です。
たとえば肌荒れの原因がはっきりと「乾燥によるもの」と分かっているなら、たっぷりの保湿が効果的な場合もありますが、やみくもにスキンケアをすることで荒れた肌を余計に傷めつけてしまい、逆に回復を遅らせてしまうことも少なくないんです。
「思い切って何にもしない」が回復の近道になることも
敏感肌さんはもともと刺激を受けやすい肌ですが、肌が荒れているときはさらにデリケートで刺激に弱い状態になっています。
いつもなら平気なはずの微量のアルコールに刺激を感じて化粧水がピリピリしみたり、いつもなら大丈夫だった美容成分が大きな負担になったりすることも。
お肌のために塗る化粧品であっても、弱った肌にとっては「異物」になってしまうのです。
優しく塗り広げる摩擦すらも、刺激になってしまうほど。
もうどうしようもなくお肌がボロボロなときは勇気を持って何もしない、というのが実はいちばん回復が早かったりします。
そこまでの状態であれば、メイクや日焼け止めも一時的にストップ。
これには、お化粧や日焼け止めそのものがお肌の負担になるのと、それを落とすためのクレンジングで界面活性剤が必要になったりクレンジングで摩擦が起こったりする、というふたつの側面があります。
そして、洗顔は石けんや洗顔料を使わないでぬるま湯でやさしく洗うこと。
乾燥しすぎてどうしても辛いときはワセリンや低刺激のクリームなどをほんの少量付けるだけにします。
早く肌荒れを抑えるために、思い切って「何にもしない」を実行してみるのもひとつの手です。
もちろん酷いときは皮膚科で診てもらってお医者様の指示を仰いでくださいね。
よく眠る、ビタミンたっぷりの食事がいちばんのクスリ
スキンケアは美肌を保つために大切なことではありますが、それよりも美肌にとって重要なのが日々の食事と睡眠です。
健康な細胞を生み出すことができなければ、どんなに外側からケアをしても本当の美肌にはなれません。
たっぷりの睡眠と、ビタミン類豊富なバランスの良い食事が、何よりも美肌サポートの強い味方になってくれます。
甘いものや脂っこいものは控えめにして、いつもよりヘルシーな食事を心がけましょう。
肌荒れにいい食べ物というと、「バランスよく、野菜多めでビタミンたっぷり」のようなことを思い浮かべる人が多いと思いますが、もちろんそれは大正解。お肌のためにはビタミン類が欠かせません。
また、健康なお肌を作るためにはたんぱく質も炭水化物も重要な働きをします。
近年糖質制限の流行で炭水化物を避けている人も増えていますが、極端に炭水化物の摂取を減らすとお肌に影響が出てしまいます。
お肌が脂っぽい人は油分を控えめに、逆にカサつきやすい人は油分をやや多めにするなど、体質に合わせて考えた「全体のバランス」が美肌を作ります。
逆に、お肌が荒れているとき避けたほうがいいものというと、何が思い浮かびますか?
暴飲暴食や外食・市販のお弁当などを避けるのはもちろんのこと、いくつかの例を挙げてみましょう。
刺激物を控えめに!
スパイシーな食べ物やカレーは新陳代謝を促す意味ではいいのですが、胃腸にとっては刺激物です。またお酒=アルコールや、コーヒーなどカフェインが多く含まれるものも刺激物になります。
脂っこいものは控えめに!
脂身たっぷりのお肉や揚げ物など、脂っこいものの食べすぎや連続は控えましょう。もちろんたんぱく質や脂質はお肌にとっても必要なものですが、調理法や脂の少ない部位などを少し考えてみる必要があります。
スナック菓子や甘いものは控えめに!
これも当然と思っている人も多いと思いますが、知ってはいても止められない人も多いですよね。(反省・・・汗)スナック菓子の油分や食品添加物、甘いお菓子のお砂糖はやっぱりお肌にとっては良くないもの。できることなら肌荒れの時だけでもビシッと切り捨てたいところです。特に、かゆみが強い時甘い物を控えると楽になる人が多いようです。
「お肌は食べた物で作られている」
「胃腸とお肌はつながっている」
そう思って、いたわってあげてくださいね。
そしてできるだけ早くおふとんに入って、ぐっすり眠ること!
お肌を早く回復させるには、それがいちばんの近道です。
はやく肌荒れがよくなりますように!
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