こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。
敏感肌さんの肌は皮膚のバリア機能が弱った状態になっている、ということはわりと周知されてきました。
特に、バリア機能の中でもセラミドの重要性についてはこのサイトでも何度も取り上げてきています。
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それともうひとつ、きちんと押さえておきたいバリア機能の改善に必要なポイントがあります。
それは「皮脂」です。
敏感肌さんの多くは皮脂不足で表面がカサカサしがちですよね。
また、健康な肌でも年齢とともに皮脂の分泌量は減ってしまいますし、その皮脂の「内容」や「質」も変化してしまうんです。
ここで改めて、当たり前すぎて見過ごされがちな皮脂の大切さをもう一度見直してみましょう。
先日、東京薬科大学の佐藤隆先生の美肌講座に参加してきて、皮脂の重要性を再確認してきたので、そのメモも含みます。
若い頃は皮脂は敵だったという人ももしかしたらいるかもしれないですけど、ほんとは皮脂は美肌にとってものすごーく大切なものなんですよー!
(今でも皮脂は敵だ!!という人はこちらのページをどうぞ。)
皮脂は皮脂膜というバリア機能の最前線
皮膚のバリア機能は、大きく3つの要素で成り立っています。
①「天然保湿因子(NMF)」
②「細胞間脂質」
③「皮脂膜」です。
皮膚のバリア機能の中で、いちばん外側で皮膚を守ってくれているのが皮脂膜です。
皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と汗腺から出る汗(水分)によって構成されています。
いわば皮脂膜は皮脂と汗が混じり合ってできた天然のクリームで、外界の刺激から肌を保護するとともに、肌水分(角質層の水分)の蒸散を防ぐというふたつの役割を同時に果たしています。
その役割によって、
- 水分保持作用
- 常在菌バランスを整える
- 殺菌作用(弱酸性)
- 角質の剥離防止
- うるおい、柔軟性、なめらかさを保つ
- 外因性刺激の緩和作用
- 体温調節
- 表皮保護作用(DNA障害防止)
と、こんなにたくさんの働きをしてくれているのが皮脂膜なんです。
皮脂がセラミド産生のカギを握っている
セラミドといえば、表皮細胞の間で水分をギュッと閉じ込めてくれる役割をしている細胞間脂質。
表皮細胞がレンガだとしたら、そのレンガとレンガをくっつけているパテ(モルタル)のような存在です。
セラミドは表皮細胞がターンオーバーによって皮膚表面に近付くときに、細胞が死んで角質になるときに生まれます。
敏感肌・乾燥肌の場合、このターンオーバーが早すぎる・遅すぎるせいでセラミドの量が少ない、もともと細胞内のセラミドの元になる物質の量が少ないなどの原因でセラミドが足らなくなっていると言われています。
ところが最近の研究では、セラミドが生まれるのは表皮細胞(つまり皮膚の中)からだけでなく、皮脂腺からも産生されていることが分かっているとのこと。
皮脂腺の働きが正常であることは、セラミド産生にとっても大切なんです。
さらに、皮脂膜が肌表面をしっかりガードし、表皮細胞を守ってくれることで皮膚内部のセラミドを作る環境を整えてくれる働きをしています。
つまり、セラミドを作るには皮脂が欠かせないパートナー。
セラミドが不足しがちな敏感肌・乾燥肌さんにとって、皮脂は肌表面のうるおいを保つだけでなくセラミドを増やすためにも大切な存在だということです。
でも、敏感肌さん、乾燥肌さんはセラミドも皮脂も少ない傾向にあるのが現状・・・
ただし嬉しいことに、これらはどちらも皮膚表面の問題なので、スキンケアで補うことができるのです。
つまり、敏感肌だからといって皮脂やセラミドの少なさを諦める必要はないということ!
適切なスキンケアをすることで、リカバリーが可能になります。
皮脂も加齢とともに変化するからこそ大切な皮脂ケア
もともと敏感肌さん・乾燥肌さんは、年齢に関係なく皮脂が少ない人が多いのですが、健康な肌であっても肌の老化に伴って皮脂の質と量のバランスが乱れていきます。
皮膚のコラーゲンやセラミドの量が年齢とともに減少していくのはすでによく知られていますが、皮脂の量も年齢を経るごとに減少していってしまうのです。
50代の皮脂量は20代と比べるとなんと半分以下に・・・!
若い頃は肌の乾燥が気にならなかった人でも、年齢とともに乾燥肌・敏感肌になる人が多いのは、この皮脂の減少も一因なんです。
また、皮脂の量だけでなく皮脂の質にも変化が見られます。
若い人の皮脂と加齢肌の皮脂を比較すると、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが変化して、極端に言えばサラサラの皮脂からベタつきやすいドロドロの皮脂になっていきます。
すると、皮脂が肌に均一に広がりにくくなってしまい、カサつきやハリつやのなさの原因に…。
逆にいえば、皮脂の量を増やすとともに、若々しい肌の皮脂に近いバランスを目指すことでよい状態の皮脂膜に近付けることができます。
皮脂の質・量ともにいい状態で保たれているのが理想的な状態です。
そのためには、バランスのよい皮脂の質と量をスキンケアで外から補う・整えることが大切です。
皮脂ケアに特化したおすすめスキンケア化粧品
コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸などに特化した化粧品はたくさんありますが、皮脂のケアに特化したスキンケアアイテムは実はあまり多くありません。
もちろんどの化粧品も油分を補うことには力を入れていますが、そのバランスを本来の皮脂に近付けるアプローチをしている化粧品は、(シンプルすぎる思考のせいか)ほとんど見当たらないのです。
その中で皮脂のバランスや質に特化したスキンケア化粧品として最近注目を集めているのが、美容液ファンデのマキアレイベルでおなじみの会社JIMOSのCoyori(こより)というブランドです。
Coyoriは健康で若々しい状態の皮脂膜を再現してオイルコンディションを整えることに着目し、自然の力で皮脂を補い、ハリ・ツヤ肌を実現することを目指しています。
皮脂不足を補い、皮脂バランスを整えるために椿種子油、ユズ種子油、オリーブ果実油、コメヌカ油の4種の植物オイルの絶妙なブレンドで女性の理想的な皮脂組成に近い配合の美容液オイルを作り出しました。
さらに、肌のハリ・ツヤ・透明感を高める21種類の和漢エキスを配合し、肌本来の美しさと健康的な土台を整える力をサポートしてくれます。
さらに、下記11種類の「異物系ケミカル」無添加にこだわった自然派です。
パラベン | シリコン |
石油系鉱物油 | 合成香料 |
石油系界面活性剤 | 殺菌剤 |
タール系色素 | 紫外線吸収剤 |
合成酸化防止剤 | 旧表示指定成分 |
動物由来原料 |
肌へのやさしさにもこだわりたい敏感肌さんにも嬉しい処方ですね(b ‘ω’)b
Coyoriのトライアルセットでは、メインアイテムである2層式美容オイルのほか、油分をよりなじみやすくする化粧水、より肌をしっとりとやわらかく保つクリームの3アイテムをたっぷり2週間も試すことができます。
- 皮脂ケアをして皮膚バリア機能を強化したい
- ハリと透明感のある素肌になりたい
- シンプルながらも丁寧なお手入れがしたい
そんなタイプの人はCoyoriを一度試してみる価値アリだと思います。
伊藤羊子が実際に使ってみた感想や、さらに詳しいブランド説明はこちらのページをどうぞ→ coyoriの二層式美容オイル 特徴・口コミまとめ コヨリってどんなブランド?
継続して使いたい場合は定期購入に申し込むと通常よりも安く、送料無料で買うことができます。
まずはおためしキャンペーンを利用して、肌との相性を試してみてくださいね。
皮脂ケアの重要性を見直して、中からのうるおい作りをサポートするスキンケアを始めてみましょう。
2週間もすれば、きっと肌の変化を実感できるはずですよ\\\\٩( ‘ω’ )و ////
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