こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。
デパートコスメブランドのフロアの中で、ちょっとあら?と目を引くクリニーク。
なぜなら、美容部員さんが全員白衣を着用しているんです。
どのコスメブランドもそれぞれのブランドイメージに合わせた制服を着ておられる中で、お医者様のような白衣を着ているスタッフさんがてきぱきと動いているのがクリニークです。
もともとクリニークは皮膚科医の指導の元で生まれたスキンケアブランド。
メディカルコスメ的な雰囲気と高級感が融合したクリニークって、敏感肌でも使えるの?クリニークのアイテムってどんなものがあるの?クリニークブランドについて、いろいろ調べてみました!
クリニークってどんなブランド?
CLINIQUE(クリニーク)は1968年、アメリカで生まれたコスメブランドです。
皮膚科医の指導のもと、肌にとって必要なもの、必要でないものを徹底的に考え、無香料にこだわり、他のブランドとは規模が違いすぎる厳しいアレルギーテストを行っているのが特徴です。
クリニークのアレルギーテストは、1アイテムに対して600人を対象に各12回、つまり600×12で7200回という膨大なテストを繰り返して行われています。
そしてその中でたった1回でもアレルギー反応が出てしまった場合には、その製品の処方を見直して変更を行うという徹底ぶり。
通常、低アレルギーや低刺激を謳うコスメでも、ここまでのテストを行っているブランドはほとんどないといっても過言ではありません。
臨床テストを行っていればそれだけでもけっこう良心的、単にアレルギーの原因になりやすいといわれている成分使用していないだけという場合もあるのが現状です。
肌医学に基づいた処方と徹底したアレルギーテストによって、すべての女性(クリニークはメンズ向けのスキンケアアイテムも扱っていますが)のお肌を美しくしたい!という姿勢で開発や販売をしているブランドです。
(ただし、すべての人にアレルギーが起こらないというわけではありません)
クリニークの基本のお手入れは3ステップ
クリニークのスキンケアは、「洗う、除く、うるおす」というシンプルな3つのステップから成り立っています。
固形タイプ・リキッドタイプ2種類のフェイシャルソープでお肌の汚れを洗い流し、肌質に合わせて7種類から選べるローションで洗顔では落としきれない古い角質を除いて潤いをきちんと奥まで届けられる状態にお肌を整え、そしてクリニークの代表アイテムともいえる乳液「ドラマティかリーディファレントモイスチャライジングローションプラス」または「ドラマティカリーディファレントモイスチャライジングジェル」で皮脂バランスを整えます。
クリニーク創業時から続くこの黄色い乳液「ドラマティカリーディファレントモイスチャライジングローションプラス」は、肌本来が持っている皮脂膜にとても近い処方でお肌を乾燥や外部刺激から守りながら肌表面のうるおいバランスを整えてくれる名品です。
クリニークの評判・口コミは?
雑誌の特集などでもよく掲載されているクリニーク。実際に使ったことがある人の評判や口コミを調べてみました。
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乳液を絶賛する声が多く、ライン使いするとやっぱり肌が全然違う!という口コミが多く見られました。
また、皮膚医学に基づいた開発やスタッフさんのきめ細かなアドバイスやアイテム選びがとても信頼できる、という声も。
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人によっては、やはり刺激を感じてしまう場合もあるようです。(こればかりは、どのメーカー・ブランドでもいえることですが。)
「特に悪くもないけど、かといってすごくいいかというと可もなく不可もなく」という口コミも。
それなりのお値段のコスメなので、わぁ♡という実感は欲しいところですよね。
クリニークのスキンケア、敏感肌でも使える?伊藤羊子の場合
実際にクリニークのカウンターで敏感肌でもクリニークのアイテムを使えるかどうか、相談してみました。
敏感肌であること、アトピー因子を持っていること、乾燥しやすいこと、アルコールに弱いことをお伝えした上で、クリニークの美容部員さんが伊藤羊子に提案してくださったのは、まず角質ケアローションではなく保湿ローションのイーブンベターエッセンスローションとDDML+(クリニーク定番乳液)でのお手入れでした。
通常であれば角質ケアローションの中でもっとも保湿度が高いクラリファイングモイスチャーローションとの併用がおすすめなんですが・・・と前置きされた上で、まずは保湿ローションでお肌をしっかり保湿して基礎力を高めることをおすすめします、とのこと。
多くのアイテムを一度に使うと、合わなかった場合に何が良くなかったか特定しづらいことも考えてくださって、2アイテムのチョイスとなりました。
とはいえ、やっぱりクリニークの基本である角質ケア→乳液の実力も知りたい!というわけで店頭で手の甲に体験させてもらったところ、角質ケアローションを使ってから乳液を付けると確かに浸透感が全然違うので驚きました!
左手は角質ケアローション&保湿ローション&乳液を、右手は保湿ローション&乳液を塗ってもらったところ、左手は明らかに浸透して肌に馴染んでいる感じ。右手はしっとりはしているものの、うるおいが肌の上に乗っている感じで、角質のふき取りでこんなに違うなんて!と目からウロコ。
角質ケアのクラリファイングモイスチャーローションは、アルコールが入ってはいるものの、アルコールを階層エキスでコーティングして肌への刺激を抑えているとのことです。
残念ながらクリニークでは1週間ほどおためしができるようなトライアルセットの販売はされておらず、その代わりに保湿ローションと乳液のパッチテスト用+3回試せるサンプルパウチを用意してくれました。
サンプルを使用してみたところ、角質ケアローションがないぶんあのすごい浸透感は実感できなかったものの、刺激のなさやしっとり保湿感は実感することができました。
保湿ローションのイーブンベターエッセンスローションは、化粧水というよりも美容液?と思うほどとろんとろんのローションです。
これだけとろみがあるので肌になじませるのに少しだけ時間がかかりますが、ハンドプレスでギュッと押し込んだ後のしっとり感は優秀!
とろみ系の化粧水は後でベタベタしたりすることも少なくないのですが、>クリニークの保湿ローションではそういうイヤなべた付きは感じませんでした。
クリニーク イーブンベターエッセンスローション全成分はこちら↓
水、ビスPEG-18メチルエーテルシメチルシラン、グリセリン、BG、ペンチレングリコール、アルゲエキス、トレハロース、スクロース、アセチルグルコサミン、サッカロミセス培養液、チャ葉エキス、ホホアエステル、PEG-32、カプリリルグリコール、PEG-6、カフェイン、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C1D-301))コポリマー、スクワラン、スイカ果実エキス、ポリソルベート-20、デキストリン、リンゴエキス、ヒラマメ果実エキス、セアリン酸グリセリル、ヘキシレングリコール、水酸化Na、オオムギエキス、コムギ胚芽エキス、乳酸Na、ヒドロキシエチルセルロース、クエン酸、キュウリ果実エキス、クエン酸Na、アルテミアエキス、PCA-Na、オキナワモズクエキス、タマリンド種子エキス、エルゴチオネイン、ビオチン、オウゴンエキス、フェノキシエタノール、ソルビン酸、安息香酸Na
クリニークの代表アイテムでもある乳液は、黄色い色のとろっとしたやわらかなテクスチャーのミルクです。
クリニークのアイテムはすべて無香料ではありますが、うっすら「化粧品」の香りがあります。
原料の匂いなのでしょうけど、嫌な匂いではありません。
クリニーク ドラマティカリーディファレントモイスチャライジングローションプラスの全成分はこちら↓
水、ミネラルオイル、グリセリン、ワセリン、ステアリン酸、ステアリン酸グリセリル、ゴマ油、尿素、TEA、コレステロール、ペンチレングリコール、ジカプリン酸PG、ヒマワリ油粕,EDTA-3Na,BG,ヒアルロン酸Na,オオムギエキス,キュウリ果実エキス,黄4,黄5,赤227,フェノキシエタノール 、
乳液だけだと物足りないことも多いほどの私の乾燥肌でも、ちゃんとキッチリ潤ってくれている感じがしました。
さすが皮脂膜と同じ状態を保つ配合の乳液。
長年の名品としてたくさんの人に愛されている理由が分かるような気がします。
ただ個人的には、香料無添加にはこだわってるのに、石油系色素は使うんだな、というのは少々違和感があります。
肌に余分なものを添加しない、という姿勢を貫くのであれば、これは不必要な気がしますので。
あの浸透感を味わうためにラインで使ってみたい気持ちはあるものの、ソープ・角質ケア用のクラリファイングローション・乳液を揃えると約1か月分で1万円弱。
そしてクラリファイングローションは目の周りや唇には使えない&乾燥が激しいので保湿ローションもプラスしたい、エイジングケア向けのアイテムも投入したい、となるとだんだんかさんでけっこうなお値段になってしまいます。
デパートコスメの中ではそれほど高くない方だとは思うものの、個人的には現在使用中の敏感肌向けエイジングケアコスメ「アヤナス」のコスパと効果の高さを考えるとちょっと乗り換えするには勇気が要るかも。
(アヤナスは定期購入にすると各アイテムが10%OFF 、1本で2ヶ月ほど使えているので・・・)
でも、これだけ多くの人から支持されている理由も分かる気はしました。
コスメカウンターでとても丁寧に説明していただけたことや、サンプルを惜しげもなくくれたこと(コットンまでくれた)はすごく印象が良かったですし、興味がある人は一度クリニークのカウンターを訪れてみることをオススメしますヾ(´∇`)ノ
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