こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。
お肌を綺麗に見せてくれたり、紫外線から守ってくれたりするファンデーション。
ベースメイクの主役として欠かせない存在ですよね。
一方で、1日中ファンデをお肌に乗せているということは、お肌に大きな負担をかけている場合も少なくありません。
特に、敏感肌さんにとってはその状況が肌への負担になりがちですし、さらにファンデを落とすためのクレンジングが肌荒れを招いてしまうことも。
ファンデーションは毎日のように使うものですから、できるだけお肌にやさしく負担のかからないものを選びたいですよね。
今使っているファンデーションで、思い当たることはありませんか?
肌が息苦しい感じ、重苦しい感じがする
夕方になると肌がくすんで疲れて見える、肌が赤黒く見える
ファンデを塗る部分の中に、常に肌荒れしている部分がある
ひとつでも思い当たることがあったら、ファンデーションがお肌に合っていない可能性があります!
ファンデはいちばん顔に塗り広げる範囲が広く、また肌に密着するアイテムだけにきちんとお肌に合ったものを選びたいもの。
パウダリー、リキッド、クリームなどいろいろなタイプのファンデーションがありますが、その中で敏感肌さんはどれを選ぶべきでしょうか。
もくじ
脂性敏感肌さん・乾燥が比較的軽い敏感肌さんはパウダリーを
メーカーや製品によって処方やこだわりも色々なので、どれがいいとは一概には言えないのがホントのところですが、一般的にはリキッドファンデやクリームファンデよりもパウダリーファンデーションのほうがお肌への負担は小さいと言えます。
理由その1 パウダリーファンデのほうが成分が(比較的)シンプルである
化粧品に限らず食品などでもそうですが、水分を多く含むものは腐りやすい傾向にあります。
そのため、長期間保存するためには腐らないための工夫をしなければなりません。
また、リキッドファンデ等は保湿成分や油分も豊富に入っているため、それらを混ぜ合わせることも必要です。
混ぜ合わせるためには、乳化剤(=界面活性剤)を使う必要があります。
つまり、水分の多いファンデーションには防腐剤や界面活性剤など、お肌に負担がかかる可能性の高い「添加物」がパウダリーファンデより多く必要になる傾向が高いということです。
理由その2 パウダリーファンデのほうが「密着度」が低い
リキッドやクリームファンデはお肌への密着度が高く、カバー力が高い物が多いのが特徴です。
密着度が高いということはお肌を美しく見せる上ではいいことですが、敏感肌にとっては負担がかかるもの。
リキッド等に比べパウダリーのほうが密着度が低いという点では負担が少なくなります。
こういった理由から、もし可能であればパウダリーファンデを選ぶことをオススメします。
※ ただし、選ぶファンデによってはもちろんこの限りではありません。
敏感肌さんにもおすすめパウダリーファンデーション |
---|
エトヴォス タイムレスミネラルファンデーション エトヴォスのタイムレスミネラルファンデーションは、シリコン・鉱物油・石油系合成界面活性剤・ナノ粒子・タルク・合成香料不使用と肌へのやさしさにこだわった処方ながら、カバー力も高めで使いやすいと口コミでも評判のパウダリーファンデーションです。 エトヴォスのメイクアップアイテムはクレンジング不要で、石けんで簡単に落とすことができます。
プレストタイプ以外にも、ルースタイプ、リキッドタイプ、クリームタイプのファンデーションがあり、肌質や仕上がりの好みに合わせて選ぶことができます。
最近では、メイクアップアーティストの河北裕介さんとのコラボで生まれたミネラルUVグロウベースも人気です。
|
乾燥が激しい敏感肌さんはクリーム&リキッドファンデを!
では、敏感肌の人はリキッドタイプやクリームファンデは使わないほうがいいのかというと、必ずしもそういうわけでもありません。
これは伊藤羊子の場合ですが、かなり乾燥の激しい敏感肌なのでどんなにしっとりめと言われているパウダリーファンデでも、たっぷり保湿スキンケアをしてから塗ってもパッサパサになってしまいがちです。
粉をふいてヨレヨレになってしまって、シワが目立ったり逆にものすごく肌が汚く見えたりしてしまうので、私はクリームファンデやBBクリームを愛用しています。
クリームファンデやリキッドファンデは保湿成分や油分が多いため、乾燥系敏感肌さんにとってはありがたい存在です。
最近は「美容液ファンデ」と呼べるほど成分的にもお肌に優しいものも増えてきています。
ただし、なるべく合成成分が少ないもの・保湿効果の高いものを選ぶことや、コンシーラーと併用することでできるだけ厚塗りにならないよう心がけるなど、お肌への負担軽減を考えた使い方が大切です。
おすすめリキッドファンデーション |
---|
ミネラルファンデで有名なエトヴォスのお姉さんブランドとして誕生したヴァーチェのミネラルリキッドファンデーションは、全体の81.6%以上が美容液成分でできています。 そのため、メイクしながらもパックしているような状態で1日中しっとりうるおったお肌が続くのが特徴です。 クレンジング不要で石けん洗顔で落とせるのに、崩れにくさやカバー力にも定評があります。
ヴァーチェミネラルリキッドファンデーションの公式サイトを見る
|
かなり使える!BBクリーム
場合によってはBBクリームも敏感肌さんにとって強い味方になってくれます。
もともとBBクリームは整形手術やレーザー治療などの施術後の肌の炎症を抑えながら傷跡をカバーするために作られたもの。
ベースメイクをひとつで終わらせることができるため、お肌をこする回数がすくなく摩擦がすくないのもプラスポイントです。
ただ、気をつけなければいけないのは、シンプルステップでファンデより軽いと思いがちなBBクリームでも、最近ではほとんどファンデーションと変わりない内容(成分)も多く出回っているということ。
目的に合わせて、成分や使い心地をよく吟味してから使用することが大切です。
ただ残念ながら、おすすめしたいBBクリームが廃番になってしまったので、また新たにいいものを探してみますね!
敏感肌さんはシリコン(合成ポリマー)入りはなるべく避けて
パウダリー、クリーム、リキッドなどの形状に関わらず、多くのファンデーションにはシリコンが使われています。
シリコンはつるんとした質感や手ざわりを出すためには非常によい働きをしてくれるものですが、長時間肌に乗せていると「閉塞感を感じる」などの負担になってしまうことも。
シャンプーはこれだけノンシリコンが話題になっているのに、ファンデーションのシリコンについて気にする人はあまりいないのではないでしょうか。
つるんとした陶器肌に見せたいここぞという勝負日や、パーティーメイクなどのときだけシリコンの力を上手に使うものとして、日常のメイク用にはノンシリコンのものを選ぶのも敏感肌さんにはベターな選択になるかもしれません。
お肌を綺麗に見せるためのファンデーションであるはずが、そのファンデによってお肌に負担をかけていては元も子もありませんよね。
最近は「ノーファンデ女子」も急増中ですが、お肌そのものが綺麗であってこそメイクアップが生きてきます。
肌荒れやお肌のアラを隠すためにファンデの力に頼りすぎることは、肌本来の状態の回復を遅らせてしまうことにも繋がりかねません。
できるだけお肌にやさしく、肌本来の美しさを生かせるメイクができれば理想的ですね!
おすすめノンシリコンティントUV |
---|
国産オーガニックコスメとして人気のHANAオーガニックから発売されているウェアルーUVは、UVケアしながらうっすらと色づいて自然な血色と透明感のある肌に仕上げてくれるUVミルクです。
石油由来成分不使用、タール系色素・合成ポリマー・シリコン無添加など、肌へのやさしさにこだわって作られたオーガニック処方。
薄付きではあるものの、コンシーラーまたはフェイスパウダーとあわせて使うと充分にメイクした感が出て、素肌美人ぽくなれる仕上がりです。 現在、HANAオーガニックのトライアルセットにウェアルーUVのおためしパウチも入っているので、気軽に試せるところも嬉しいポイントです。
|
肌質やなりたい仕上がりに合わせて適切なファンデーションを選ぶこと、きちんと肌と目的に合ったファンデーションを使うことは、肌そのものの美しさを損なわないためにとても大切なことです。
ぜひあなたにピッタリのファンデーションを見つけてくださいね!
【あわせて読みたい関連記事】
石けんで落とせる!お肌に優しいミネラルカラーコスメ(アイカラー、チーク、リップ)の選び方&国産おすすめブランドまとめ
ETVOS(エトヴォス)スキンケア化粧品の特徴・口コミまとめ
秋冬ファンデーションを変えたい!敏感肌さんにおすすめの陶器肌ファンデ5選
社員全員ノーファンデ!あきゅらいずのスキンケア特徴口コミまとめ